なぜ、人は目標を達成できないのか
「今年はマイナス5キロ、ダイエットするぞ!」
「資格をとるぞ!勉強するぞ!」
「お金を貯めるぞ!貯金しよう」
このような目標を立てて挫折してきた、という人も多いのではないでしょうか?最初は勢いよく目標を立てるも、結局達成できないのであれば意味がありません。ましてやビジネスとなると目標を立てただけでは倒産まっしぐらになってしまいます。
「独立してサラリーマンのときより収入を2倍にするぞ!」
「地元地域No.1のシェアを達成!」
「都心に事務所を構える」
目標はゴールが分かっていないということ。マラソンなら、どこに向かって走って良いのか分からないという状態です。
さらに、目標を達成できないということは、
- ゴールへの向かい方が間違っている。
- そもそも、ゴールが曖昧。
この2つのいずれかです。この2つの原因には共通しているものがあります。それは目標を達成する前に「ブレ」があるからです。
「収入2倍より1000万円の方がかっこいいな」
「○○さんが会社を起こして上場したから、私も上場するぞ」
「収入を2倍にするには、Aのやり方よりBのやり方の方が良いかも」
「グラフィックデザインを極めるつもりだったけど、途中でWEBデザインもやりたくなった」お
など、途中で目標が変わってしまうと、また1からやり直さないといけなくなります。それで脳や体が『面倒』だと感じて拒否反応を起こします。
なぜ、そのような「ブレ」が起こってしまうのでしょうか?
その「ブレ」を起こさない目標の作り方を次で説明していきます。
5つのステップで叶える目標の作り方
まずは「やりたくないことリスト」を作る
「やりたいこと」を並べることはよくありますが、「やりたくないこと」を並べるを先に並べることはあまりないと思います。
しかし、「やりたいこと」ばかりを並べていると、本当に「やりたいこと」が分からず、【ブレ】が発生してしまうのです。ですので、「やりたくないこと」を明確にすることで、本当に「やりたいこと」をが見えてきます。
でも、どうやったら書いたら良いのか分からない?って、いきなり書けないですよね。ここで、ぼくの執筆当時の「やりたくないこと」を例に出します。
- 革靴を履く
- 売り込み、飛び込み営業
- 売上の責任を取りたくない
- 集団の中で話すこと
- 人を管理すること
- 無理やり、感情的になること
- お金の問題に関わりたくない
- お客さんにヘコヘコ
- 在庫を持つビジネス
- 無料のアフターサービス
- 電話
- 時間や場所が決まっている仕事
- 嫌な人や会社とはかかわらない
- 自分を受け入れてくれる人と付き合う
- 締切に追われる仕事
- マイペースに生きる。無形の商材を作る
- WEBやグラフィックのデザイン
- テンプレート、外注、自分自身で作ってもらう?
「めっちゃ、多いやん!」ってツッコミを入れている人もいそうですね。でも、ちょっとでも「やりたくないかなぁ」と思ったものも、出る限り出していきましょう。
少年の心になって「やりたいこと」を無邪気に書き出す
お金もないし、時間もない。
知識や才能、人脈がない。
などと、やりたいことを自分で制限をかけていることはないですか?
現実は生活があるので、やりたいことをやれと言われても難しいですよね。しかし、ここでは、そのような制限を設けず自分の気持ちに素直になって書いてみてください。
- 33歳で結婚
- 35歳で年収1000万円
- 40歳でクライアントの年収を1000万円にする
など、基本的に数字ベースで書きましょう。
数字を書くと想像が膨らみ「やりたいこと」がどんどん浮かんでいきます。また、それを実際に書くことにより潜在意識に浸透し、その「やりたいこと」が叶いやすくなります。
もちろん、今すぐに「年収を1000万円」など叶わないこともあります。じゃあ、それを叶えるために「今、何ができるのか?」と考えてみましょう。
- アフィリエイト報酬で稼ぐためブログを立ち上げる。
- 売りたい商品があるなら、楽天など通販サイトに登録する。
- 会社の給料を上げるため、新しいプロジェクトやサービスを提案する
など、棚卸しをして今の自分に合ったやり方を考えてみてください。
今やっていることとの決別
今ある状況を捨てることって難しいですよね。
しかし、目標を達成する時に今の状況を変えないといけないこともあります。
- 本当にやりたくないのか?さらに最もやりたくないことは何なのか?
- 次のステップに進むために、今までの経験からすでに学びを得たか?
- 学びを得ていない場合、学びを得るためには何をすればいいのか?いつまでに?
本当にやりたいことは何だったのか?
今やるべきことは何なのか?
今まであなたが目標を達成できなかったのは、本当に「やりたいこと」ではなかったからではないでしょうか。世間でありきたりな目標にするのではなく、自分に素直になって考えてみてください。
さらに「ミッション」を出す
「ミッション」=使命感
自分がなんのために生きているのか?
簡単に言うと、人生のテーマのようなもの。
「ミッションなんて考えたことがないよ」
「ミッション?そんなの必要なの?」
と思う人もいるでしょう。
確かに、ミッションがなくとも生きてはいけます。そもそも、ミッションを考えて生きている人のほうが稀です。
ではなぜ、ぼくはここでミッションを出すことをおすすめしているのか?
それはミッションがあった方が、断然目標を達成しやすいからです。目標を達成するまでの過程の中で、決断したいといけないこと、今すぐにやらないといけないこと、誘惑など、いろんな事が起こります。
それらに惑わされて目標を忘れてしまったり、断念してしまったりするから目標を達成できないのです。先述したように、ミッションは「人生のテーマ」。ミッションがあると、自分のミッションに合わせて行動を判断できるようになります。
要するに、行動の判断軸ができるので無駄なことをしなくなります。「この行動は、自分のミッションに合わないから辞めておこう。」逆に「これはやっておいたほうが良い」と目標達成する近道が見えてきます。
最後に「目標を紙に書く」
目標を忘れずにずっと意識するのは難しいです。
人間は忘れやすい生き物です。潜在意識に刷り込むように紙に書いて目に見えるところに貼っておきましょう。
机の上やベッドの横、トイレなど無意識で目に入るところに貼ることをおすすめします。どんな時も忘れないように意識して目標の達成をしましょう。
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