初音ミクに続け!ニーズは隠れた欲求にある

【 10月13日㈰ @大阪】「会社員×フリーランス」副業セミナー

スクリーンショット 2015-08-12 19.22.48

ヤマハが音声合成システム「VOCALOID」(ボーカロイド)を開発してくれたおかげで、21世紀に新しい形でのアイドルが誕生した。初音ミクだ。

初音ミクを通して作られた楽曲は50万曲以上。
今や世界の初音ミクだ。
どうして、ここまで初音ミクは広がったのだろうか。

音で発想するチーム

初音ミクを作ったのは、北海道に社屋を構える
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
http://www.crypton.co.jp/

代表の伊藤博之氏が創りだした会社だ。初音ミクを始め、サンプリングCD/DVDや効果音、BGMライブラリ、ソフトウェア音源の開発・輸入・販売を手がけていおり、音源のソフトウェアをサービスとしている。

伊藤氏は30歳の時に会社を作っており、それまでは北海道大学で事務員をしていた。この時に自分で作った音楽を海外で販売していたことが会社創立のキッカケとなっている。

起業後、音源の輸入販売を中心に1人で始めた事業は、現在では80人となっている。

2000年頃から初音ミク名義を使った、携帯電話向け着メロや着ボイスを販売するサービスをはじめ、現在のボーカロイド・初音ミクができるのは2007年になってからである。

作者も予想外の広まり

初音ミクは当初、デスクトップミュージック(DTM)として、愛好家が個人的に楽んでくれればというニッチな年略を組んでいた。しかし、ニコニコ動画などで人気となり、予想外の大ヒットとなってしまった。今では初音ミクの単独ライブが開かれるほどだ。

ここで問題になるのが、著作権だ。誰でも音楽やイラストを作って発表で規定しまう。著作権に関しては問い合わせや疑問も多数あった。そこでガイドラインを制定する。クリプトン・フューチャー・メディア社は、初音ミクのキャラクターに関する著作権は同社が有しているのだが、同社が発表している画像をモチーフにした二次使用は、非営利目的で公序良俗に反しない限り使用を認めている。

個人が楽しむには、無料で利用してもいいということだ。これが人々のクリエイティブ心に火をつけた。自分でも音楽やイラストを作って世に広めることができる。これはクリエイターの擬似体験とも言える。このような業界に興味がある人は、プロでなくてもプロと同じような評価を受けることができる可能性がある。人に自分の作品を評価されるのは、誰しも嬉しいのではないだろうか。

現在は評価経済社会である。SNSで「いいね」を押してもらいたい、みんなに認めてもらいたいという欲求は世の中にあふれている。自分で作った作品をSNSや動画サイトで発表することで、その欲求を叶えることが、同社が思う以上に大きく広まったということだ。

新しい音楽業界の歩み方

スクリーンショット 2015-08-12 19.22.10

初音ミクに続き、第2弾「鏡音リン・レン」も発売され、その後に第3弾として「巡音ルカ」が発売された。さらに、音楽やイラストを作って投稿できるサイト「propia」(http://piapro.jp/)を作成。

このサイトは、自分で作った作品を投稿するだけではなく、コラボしてひとつの作品を作りたい人のための掲示板もある。これは代表の伊藤氏が、20代の頃に海外に広告を出して外国人とコラボして作品を作った経験から、この経験をみんなにしてほしいという願いが入っている。

このような作品に関して、昨今は著作権やコンプライアンスなどに厳しい社会となっている。しかし、同社は誰しもチャンスがあるということを、自社のサービスを通して僕たちに教えてくれている。

まとめ

ビジネスのはじめは、自分で作った音楽を海外で販売するという小さなことから始まっている。それが今や公衆の利益に貢献した人などに送られる藍綬褒章を受賞され、世界に広がるひとつの文化を創りあげるまでになった。

また、偶然かも知れないが、人々が潜在的に持っている欲求に対してサービスを打ち出したことによって【初音ミク】はヒットした。表面的なニーズだけでなく、潜在的な欲求を探りだすのも事業を成功させるカギとなる。

クリプトン・フューチャー・メディア社は、創立から現在まで北海道から事務所を変えていない。現在であれば東京に拠点を移したほうが、フットワークも軽く動きやすそうではないかと思う。しかし、同社が北海道にいる限り、僕は地方でもできるという可能性を示してくれているように思う。地方だからできないのではなく、地方だからできることをビジネスにして社会に貢献していこう。

クリエイターのための『会社員×フリーランス』副業セミナー

この記事を書いた人

堀江晃一

堀江晃一

・WEBコンサルタント
・フリーランス・副業など働き方支援
---
1983年生まれ。大阪府東大阪市出身。
印刷業界の営業やパソコンメーカーのカスタマーセンター、SEO・WEBライティング業などを経て、30歳で独立。挫折を経験し、人が集まる仕組みや経営を勉強するため、シェアハウス・コワーキングスペース運営会社のWEB担当やコンサルティング会社を経て、再び独立。
---
【開催イベント】
・フリーランス・ノマド交流会『のまカフェ』(全9回)
・持ってるスキルで”プラス5万円”を目指す!「会社員+フリーランス」副業セミナー
・関西最大級の交流会イベント『クリエイター200人祭り』2018年度運営スタッフ