突如のライバル出現!?独自性を失ったマクドナルド

鶏肉期限切れ問題、異物混入問題からマクドナルドの支持率は急降下。減収減益の歯止めが効かない。しかし、これらの問題だけが減収減益を巻き起こしたのではない。日本のみならず、アメリカや中国、アジア太平洋・中東・アフリカなどの地域でも売上を下げている。

どうして、このようなことが起こっているのか。
今までファストフード業界では世界1位と言ってもいいほど勢いがあり、他社に負けないブランド力を誇っていたマクドナルドの苦しい現状に迫る。

ハンバーガーだけでなくなったライバル

ファストフードのベネフィットは、「手軽に買えて食べられる」「店内でゆったり食べられる(商品ではなく時間を売っている)」というところである。しかし、今やそれらのベネフィットはハンバーガだけではなく他でも補える。

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世界的にこれらのベネフィットで業績を伸ばしているのは、コーヒーチェーン店だ。スターバックスやドトールコーヒーなど日本でも手軽に利用できることから、最近はチェーン店の数を軒並み増やしている。このコーヒーチェーン店の台頭は特に米と日本には大きな痛手だ。

数年前まで日本での市場にはコーヒーチェーン店など、ほとんどなかった。しかし、先ほど記述したように急成長しており、数千億・数百億円を超す企業が日本全土に店舗を展開している。若い人であれば「マック行こう」より「スタバ行こう」と会話している人の方が多いように思う。

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また、日本ではコーヒーチェーン店だけがライバルではない。一番のライバルは成長のとどまるところを知らないコンビニエンスストア業界だ。上記の画像を見てもらいたい。よく目にする上位3位の売上「セブンイレブン / 約2兆5千億円」「ローソン / 約2兆円」「ファミリーマート / 約1億7千万円」

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マクドナルドの売上は3000万円に満たない。
上記、表を見てもらえれば分かるように、同じハンバーガー業界のモスバーガーと大差をつけているが、コーヒーチェーン店やコンビニエンスストア業界には及ばない。ライバルはハンバーガーだけではなかったことをマクドナルドは気がつくべきであった。早期に気付き適切な対策をしていれば、傷は浅くすんでいたはずだ。

広まる健康志向

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チェーン店のライバルとして日本では、牛丼チェーン店や回転寿司などもある。ハンバーガーよりも和食を食べたほうが健康的であるというイメージをみなさんはないだろうか?

最近、健康志向や子供でも安心というキャッチフレーズでお母さんに向けた商品や宣伝もマクドナルドでも展開しているが、ハンバーガーには添加物やカロリーが高いなど、健康的な食べ物であるイメージは湧きにくい。子供のことを考えるのであれば、違うお店も選択肢になってしまいライバルを増やす結果になる。

また、ランチタイムには、これらの牛丼チェーン店や回転寿司は驚異的なライバルになる。さらに夜になるとハンバーガーよりも、それらを選ぶ顧客の方が多いのではないだろうか。ハンバーガーよりボリュームもあるため、お得感(満足感)を得られる。

まとめ

ハンバーガー店だけではなく他に台頭する店舗が多くなり、マクドナルド独自の差別化を図ることができなくなった。マクドナルドでないといけない理由(ベネフィット)を作らないと、減収減益から抜け出すことはできないであろう。マクドナルドが好きだというファンは今も多くいるので、そのファンを増やすために新しいターゲットを見つけ、失った顧客を取り戻さないといけない。

市場調査やライバルはどこかと調査するときに、このように狭い視野になり陥りやすい事例のひとつである。顧客が何を望んでいるのか、何を求めてサービスを利用してくれるのか、顧客の立場に立った俯瞰的視点を持つことがビジネスを成功させるうえで最も重要な事となる。

この記事を書いた人

堀江晃一

堀江晃一

・WEBコンサルタント
・フリーランス・副業など働き方支援
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1983年生まれ。大阪府東大阪市出身。
印刷業界の営業やパソコンメーカーのカスタマーセンター、SEO・WEBライティング業などを経て、30歳で独立。挫折を経験し、人が集まる仕組みや経営を勉強するため、シェアハウス・コワーキングスペース運営会社のWEB担当やコンサルティング会社を経て、再び独立。
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