300年続く奈良老舗が魅せるブランドの創り方

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奈良で300年も続く老舗 麻織物会社である「中川政七商店」が親しみやすいブランドで戦略を進めている。このご時世で、なかなか老舗の織物会社が生き残るのは厳しい。現在の時代に合ったやり方で経営をしていなかいと老舗というブランドがあっても受け入れられない。

十三代社長の中川淳さんは、大手企業を辞めて家業を継ぐ道を選んだ。本人は家業を継ぐというよりも、ひとつの転職で会社を選んだと言っている。

そんな中川が取り組んだのが、老舗ブランドの抜本的改革だ。元来、300年も奈良で続いた織物事業というだけでもブランドになる。しかし、古い会社ほど伝統などの縛りも出てきて、なかなか新しいビジネスの考え方を取り入れられないことが多い。

その中で、特に赤字事業であった麻部門に対して危機感を募らせていた。デパートでも安売りワゴンセールの扱いになっており、伝統ある品質の伝え方ができていないのだと悟る。

親しまれるブランドを創る

自社の品質の良い商品が売れないのは、世間に広まっていないだけではないかと考えた社長は自社で生産から流通、販売までを一貫して行うSPAを取り入れた。そして、奈良だけにこだわらず大阪や東京、福岡など主要都市に直営店を出店していった。

中川自身、家業とはいえ自分の会社について勉強してきたわけでもなく、SPAなどマーケティングに携わってきたわけではない。探り探りの挑戦ではあった。しかし、奇をてらうことではなく、既存のモデルにチャレンジしていく攻めの姿勢を示した結果、今までにはなかった販路を産み出した。

中川政七商店は、この手法により親しまれやすいブランドの構築に成功した。中川は社長就任する前に2つのブランドを立ち上げ、伝統工芸に新しい風を吹き込んだ異端児として多くのマスコミにも取り上げられることとなる。

コンサルティング事業

中川政七商店は自社のブランド構築で学んだノウハウを活かし、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ、他の伝統工芸品の販路拡大にも力を入れた。日本の工芸にとって伝える力、流通が弱いというウィークポイントを主に主軸においている。

「伝統工芸 + 〇〇」
靴下やハンカチ、日本のお土産をコンセプトにしたもの、様々なブランドを構築していきコンサルティングをしており、ブランドをひとつまとめたオンラインショップも起ち上げている。

ブランドを守っていくことも大事ではあるが、そこでチャレンジすることを忘れてはいけない。いくら大きな会社であっても時代に合わなければ廃れていく。生物と同じように会社も生きている。変化に対応できる者が最も強い。

クリエイターのための『会社員×フリーランス』副業セミナー

この記事を書いた人

堀江晃一

堀江晃一

・WEBコンサルタント
・フリーランス・副業など働き方支援
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1983年生まれ。大阪府東大阪市出身。
印刷業界の営業やパソコンメーカーのカスタマーセンター、SEO・WEBライティング業などを経て、30歳で独立。挫折を経験し、人が集まる仕組みや経営を勉強するため、シェアハウス・コワーキングスペース運営会社のWEB担当やコンサルティング会社を経て、再び独立。
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