ハウステンボスが再建できた2つの理由

90年代多くのテーマパークが開業しては廃業していった。
ディズニーランドを模範した形態は、バブル崩壊や景気の後退により二番煎じは成功しないように思えた。

しかし、そんな中再建に望んだテーマパークがあった。
それがハウステンボスだ。

赤字続きの経営

ハウステンボスは18年間、赤字経営を続けていた。

1992年に開業し、10年余りの2003年に会社更生法を申請している。このとき、野村ホールディングスの関連会社が支援を申し出ているが、それでも再建は難しかった。

2010にHISが支援に乗り出し、ハウステンボスを同社子会社にして、同社会長であった澤田秀雄がハウステンボスの社長となった。

攻めに姿勢で黒字化

18年間赤字続きだった経営を、たった1年で黒字化にした。

赤字だった最大の要因は、広大な土地だった。
ディズニーよりの1.6倍もある大きな土地は、強みとはならず仇となってしまった。土地が広いということは、店舗やイベントスペースも大きくなり経費もかかってしまうのだ。

利益を出すには、”売上を上げる”か”経費を下げるか”のどちらかだ。通常であれば、まず経費を下げるのが通常である。広大な土地にあった店舗は、儲けのない店は撤退、儲けのある店は一部に集約して活気のあるように見せた。

そして、売上を上げるために”差別化”を図った。
ディズニーは資金力もあり、ブランド力もある。赤字経営を続けてきたハウステンボスが、一緒の土俵で戦っても勝てるわけがない。

そこでハウステンボスは赤字の要因であった広大な土地を最大に活かした。多くのバラで覆った「100本のバラの街」や、夜のイルミネーション「光の王国」、プロジェクションマッピングなど。これらは広大な土地に加えて、北欧を意識したイメージや園内のデザインが更に彩りを加えた。

強みを見つけることが成長の鍵

自分の会社の「強み」と「弱み」を理解している経営者は世の中に何人いるだろうか?

会社や従業員を抱えると責任が大きくなり、守りの姿勢に入ってしまう。そうすると、経営に対する思考が消極的になってしまい、売上や成長性の縮小を招いてしまう。会社をいかに客観的に見ることが出来て、人と同じように教育させる姿勢も経営には必要である。

会社にも個性があるため、「強み」と「弱み」がある。それを理解してそれぞれの会社にあった成長方法がある。強みを活かした攻めの姿勢の経営は顧客にも分かる。その姿勢に感銘を受けて、サービスを受けに来てくれる。

一攫千金は難しい。
失敗を恐れず多くの攻撃を仕掛けて、顧客の心を打つような仕掛けを打ち続けることがハウステンボスが再建できた大きな要因だ。

この記事を書いた人

堀江晃一

堀江晃一

・WEBコンサルタント
・フリーランス・副業など働き方支援
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1983年生まれ。大阪府東大阪市出身。
印刷業界の営業やパソコンメーカーのカスタマーセンター、SEO・WEBライティング業などを経て、30歳で独立。挫折を経験し、人が集まる仕組みや経営を勉強するため、シェアハウス・コワーキングスペース運営会社のWEB担当やコンサルティング会社を経て、再び独立。
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